ジスロマックで第4性病治療中の人と前庭部前壁隆起変

ジスロマックは感染症に対して使用される薬で、抗生物質です。ペニシリン系などが効かない菌に対して処方され、クラミジアに有効性があります。

第4性病と呼ばれている鼠径リンパ肉芽腫は、クラミジアの一種である病原菌が感染し、2から4週間後に鼠径リンパ節が腫れてきて痛みを伴った潰瘍になることがあります。自然と治ってしまう人もいますが、早期に確実に治すためには薬を処方してもらった方が安全です。クラミジアに効果的なジスロマックだけでなく、他の抗生物質が処方される場合もあります。

以前は淋病、梅毒、軟性下疳の3つが性病とされていたのですが、新たに鼠径リンパ肉芽腫の病原菌も判明したことで1948年に4つ目の性病に指定されたため、一般的に第4性病と呼ばれるようになりました。放置すると外陰部や直腸などに影響が出ることがあるので、第4性病の疑いがあったらすぐに検査を受けるべきです。

第4性病を治療してジスロマックなどの抗生物質を飲んだことがある人は、体内に保有している菌が抗生物質に対して耐性を持ってしまっている場合があります。バリウム検査などで前庭部前壁隆起変と診断された場合、胃カメラなどで潰瘍なのか胃がんなのかはっきりさせる必要があり、ピロリ菌の有無も調べておく必要があります。

前庭部前壁隆起変は鳥肌上にたくさんのボツボツが出ているように見える状態で、バリウムの影が映っただけで何でもない人もいれば、潰瘍が複数できている場合もあります。悪性でなければ何の問題もありませんが、ピロリ菌がいる場合、腫瘍からがんの疑いもあるため、前庭部前壁隆起変と診断されたら再検査を受けるべきです。

ピロリ菌がいることが分かった場合、抗生物質を飲まなければならなくなりますが、ジスロマックを飲んだことがある人は、医師に申告し、耐性のついていない別な系統の抗生物質を処方してもらうようにします。