ジスロマック服用後の性行為で感染

細菌による感染症を治療するために使用されるジスロマックは、主に性感染症のクラミジアを治療するために使用されます。比較的新しいタイプのマクロライド系抗生物質で、抗炎症作用も認められていることから、リンパ管炎、リンパ節炎、咽頭炎などの治療にも使用され、耳鼻科や泌尿器科、歯科でも処方されます。薬物による治療というのは、何度も服用回数が必要となり、数日間は飲み続けるようなものでしたが、ジスロマックはおよそ7日間もの間、薬の効果が持続することから1回の服用で治療は完了すると言われています。ジスロマックの作用は蛋白合成阻害薬に分類されており、細菌内の蛋白鎖の伸長を阻害して細菌の成長を阻止することで、殺菌的な作用を示します。あるところでは、性感染症の予防に使えると言われていますが、予防できるのは尿道炎の感染のみで、効果も確実とは言えないもので、素人判断でジスロマックを服用しても効果はありません。すでにジスロマックを服用中でも、クラミジアなどは防ぐことはできず、また感染してもすぐには症状が現れずに1~3週間の潜伏期間があるので、服用中に性行為で感染する可能性は十分にあります。また、ジスロマックでは細菌性の感染にのみ治療の効果があるので、それ以外のウイルスや真菌が原因となるカンジダ、トリコモナス、性器ヘルペス、エイズといったものは予防も治療も出来ませんので注意が必要です。性感染症は皮膚の接触や性器の分泌液、粘膜からの感染となるので、コンドームを使用する方が予防する確率は高いです。どちらにしてもジスロマックは予防には向いていない薬ですので、クラミジアや炎症の治療を行う以外には期待を持たない方が良いでしょう。