男女のクラミジア感染症の違いとジスロマックの有効性

クラミジア感染症には、いくつかの種類がありますが、性行為により性器粘膜に感染するクラミジア・トラコマティスが増加しています。クラミジア感染症は、性器だけでは無く目や喉、扁桃腺などにも症状が現れるので、口や肛門、尿などを使った性行為は非常に感染リスクを高めるとして非常に危険とされ、感染者はエイズへの感染率が通常の3~4倍になるとされています。
クラミジア感染症は、20歳代の女性の約10%~約20%が感染している統計があり、女性の感染者の約80%が自覚症状がないとされ、治療する事無く放置される事で子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などに進行し、不妊や流産、早産などの原因になる危険な性行為感染症です。
対して男性感染者は、約50%~約60%が自覚症状が無いとされ、放置すると前立腺炎や精管炎を引き起こす尿道炎、精巣上体全体に腫脹と圧痛を感じる精巣上体炎、陰嚢の腫れなどの症状が現れ、男性不妊の原因となります。その為、女性だけでなく男性も自覚症状の有無にかかわらず定期的な検査をすべきです。女性は、おりものの変化や排尿時の違和感がある場合は検査する必要があります。
クラミジア感染症の治療は、アジスロマイシン水和物を主成分とするジスロマックの単回内服もしくはクラリスロマイシンやミノサイクリン、ドキシサイクリンなどを7日間~14日間の内服を継続します。
ジスロマックは、世界初の15員環マクロライド系の抗菌剤であり、14員環エリスロマイシンの炭素と酸素の二重結合部に窒素が化合する事やマイクロスフェアと呼ばれる粒子径が数μm程度の球状のポリマーにアジスロマイシンが封入され下部消化器官で高濃度で吸収される事で、感染患部への薬剤移行性や半減期が向上している抗菌剤です。
その為、従来の治療薬の様に数日にわたり継続服用する必要が無く、ジスロマックは単回の服用で治療が完了します。